2022.09.12
【大子町】茨城県観光企画 レポートvol.3
リージョナルキャリア茨城のコンサルタント、佐藤です。
もっと茨城を知り、もっと茨城を楽しむため、『茨城県の全市町村を順番に訪問し、各地の宿に宿泊し、1日かけてその市町村を観光する』という企画の3回目です。

第3回目は大子町です。大子町は茨城県の最北部に位置し、福島県と栃木県との県境の町となっています。人口は約1万5千人、面積の8割は山岳地になっている自然豊かな場所です。茨城県を代表する観光スポット「袋田の滝」は大子町にあります。
東京駅からJR常磐線特急で水戸駅まで行き、そこで水郡線に乗り換え常陸大子駅まで約3時間、車の場合は常磐自動車道を利用して約2時間30分で到着します。大子町を観光するには車がないと不便なので、車で行くか、大子町のカーシェアリングサービスを利用しましょう。
大子町特別料金でとてもお得です:大子町のカーシェアリングサービス(最終閲覧日:2022年9月12日)

引用:大子町ホームページ(最終閲覧日:2022年9月12日)
※以降の写真はすべて筆者撮影です。
産直ブログでは私の観光の様子を写真とともにレポートしていきます。それではさっそくスタートします。
玉屋旅館
①-1 玉屋旅館 外観
北茨城市の観光を終え、大雨が降るなか、細い山道を車で約1時間30分、ようやく大子町に到着しました。午後4時頃に到着したのですが、この雨では観光は厳しいと判断して、すぐに本日の宿へチェックインしました。大変味のある外観で期待が膨らみます。(写真は晴天に恵まれた翌朝に撮影)

①-2 玉屋旅館 部屋
本日の私の部屋はこちらです。玉屋旅館はチェックイン時点ではまだ布団は敷かれていません。風呂、トイレ、洗面所は部屋の中にはありませんので共用のものを利用しましょう。ゆったりとした雰囲気で、旅の疲れを癒してくれます。ところが、今回は一つ困ったことがありました。鍵がないのです。正確にお伝えすると、部屋の中にはフック式の金具があり鍵をかけることができるのですが、外からの鍵はありません。風呂や洗面に行くときには貴重品は持ち歩くとよいでしょう。

①-3 玉屋旅館 夕食
玉屋旅館の一押しは、なんといっても夕食です。この玉屋旅館は、元祖しゃも料理の宿だそうで、大子町名物『奥久慈しゃも』を食べることができます。奥久慈しゃもは骨付きで、鍋の出汁とも相性バッチリです。それ以外も女将手作りの愛情のこもった料理はどれも絶品でした。なお、自室で食事をすることもできるのですが、「寂しいだろうから」と宿の方が気を利かせてくれ、私と同じく一人で宿泊されている方と一緒に食事をさせてもらいました。

①-4 玉屋旅館 朝食
朝はやっぱり納豆に限ります。生卵と焼き鮭もあり、大満足です。

常陸大子駅
先ほどの玉屋旅館は、なんと常陸大子駅から徒歩1分の超好立地です。せっかくなので常陸大子駅にも、ぶらっと立ち寄ってみました。水郡線は1時間に1本程度しか走っていませんので、駅はとても静かです。

袋田の滝
③-1袋田の滝 駐車場
大子町と言えば、袋田の滝です。しかし袋田の滝を観光するにあたっては、誰もが駐車場問題に頭を悩ませます。今回はどの駐車場を利用すべきかにスポットを当てていきたいと思います。
まず前提として、袋田の滝には、町営第一・第二無料駐車場と民間有料駐車場があります。有料と無料であれば、迷わず無料を選びたいところではありますが、これには少し問題があります。
問題① 町営無料駐車場は駐車できる台数が少ない
町営第一無料駐車場には37台、町営第二無料駐車場には223台が駐車できます。しかし観光客が多く訪れる連休には、朝の早い段階ですぐに一杯になってしまいます。ちなみに、民間有料駐車場は約700台分の駐車スペースがあります。
問題② 町営無料駐車場は袋田の滝まで遠い
個人的にはこれが最も大きな問題です。比較的近い町営無料第一駐車場でも、袋田の滝の入口まで約1kmあり、小さい子供や年配の方にとっては大変な距離です(町営無料第二駐車場からは約1.3kmもあります)。一方で、民間有料駐車場はどこも町営無料駐車場より袋田の滝まで近い場所にあります。
問題③ 民間有料駐車場は価格が高い
町営無料駐車場が使えないのであれば、民間有料駐車場を使おうとなりますが、やはり民間有料駐車場は割高に設定されています(観光地あるある)。駐車場単独で運営しているところもあれば、飲食店や土産店、温泉施設が駐車場を貸し出しているケースもあり、後者の場合はそのお店で1500円程度の買い物をすると無料になるという仕組みです。
どの駐車場を利用すべきか
まず、朝早く到着できて、歩くことも問題ないようであれば、町営無料駐車場が一番よいでしょう。しかし、そうでない場合は民間有料駐車場を利用せざるを得ません。食事をするお店やお土産を買うお店が決まっていれば、そのお店の駐車場が実質無料になりますので問題ありませんが、一番悩ましいのはそれ以外のパターンです。
結論としては、豊年満作という温泉宿の駐車場がお勧めです。袋田の滝の入口まで約400mの距離にあり、町営無料駐車場に比べてかなり近くなることと、豊年満作の手作りアップルパイ4個入り(900円)を購入すると駐車場が無料になることがポイントです。私は町営無料駐車場に車を停めたのですが、このアップルパイをお土産に購入しました。購入した後に「アップルパイを買ってくれたら駐車場無料だから、今度は来るときはここに車を停めるといいよ」と教えてもらいました。

③-2 袋田の滝 鯉のぼり
駐車場に車を停めて袋田の滝まで歩く途中で、鯉のぼりをたくさん見ることができます(時期によります)。ここのポイントは、鯉のぼりにまじって鮎のぼりがいることです。そしてわずかですが、鰻のぼりもいます。

③-3 袋田の滝
袋田の滝はこんな感じでとても綺麗でした。訪問したのはGWだったので、観光客も多く、写真撮影は順番待ちです。

ちなみに恋人の聖地でもあるそうです。

月待の滝
大子町には、袋田の滝ほどではありませんが、もう一つ行っておきたい滝があります。袋田の滝と同じく久慈川の上流にある月待の滝です。

月待の滝のポイントは滝の裏側に入れることです。裏側からの写真撮影は難しく、うまく撮れませんでしたが、実際はすごい迫力です。

以上、大子町を観光してきました。今回はルールに反して、実質、半日の観光になってしまいました。本当はもっとゆっくり観光したいと思っていたのですが、前日に大雨が降ってしまったことと、夕方までに鹿嶋市の実家に行く予定があったため、少し慌ただしい観光となりました。次回は常陸大宮市を観光してレポートします。
【今回の大子町観光にかかった費用】
・玉屋旅館(1泊2食付き) 8,800円(税込)
・夕食時のアルコール 忘れてしまいましたが500円くらい(推測)
・袋田の滝(袋田の滝へのトンネル利用料) 300円(税込)
・豊年満作のアップルパイ 900円(税込)
(参考:大子町観光のエリアマップ) ※①と②がほぼ重なっています

お役立ち情報
▼コンサルタントに直接相談をご希望の方はこちら
▼茨城の求人情報をお探しの方はこちら
▼転職支援サービスへのエントリーはこちら