転職成功者インタビュー

一誠商事株式会社
小林哲也さん(仮名・労務) 41歳

往復4時間の通勤から、車で20分の職場へ。選んだのは、家族と食卓を囲める毎日。

都内の公立大学を卒業後、地元の社会保険事務局に入局し、全国健康保険協会への転籍や厚生労働省への出向などを経て19年にわたり社会保険行政に携わってきた小林さん。

将来的な全国転勤を懸念して都内の健康保険組合へ転職したものの、より自分らしく成長でき、地元・茨城で腰を据えて働ける環境を求め、一誠商事株式会社への転職を果たした。

現在は人事部で全社の労務業務を一手に担い、就業規則の改定や各種手続きなどで長年培った専門知識を活かしつつ、家族との時間や生活の質を大切にしながら働く小林さんに、転職の経緯や現在の生活について伺った。

※本記事の内容は、2026年10月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで39日間

転職前

業種
健康保険組合
職種
社会保険事務
業務内容
健康保険の加入・資格喪失などの手続きや、各種給付に関する事務を担当。

転職後

業種
不動産
職種
労務
業務内容
給与計算や社会保険手続き、助成金申請のほか、就業規則や社内規程の改定を担当。

社会保険行政から事業会社へ。決め手は選考の早さと面接の印象。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

茨城県内で不動産事業を展開する一誠商事株式会社の人事部に所属し、主に全社の労務全般を担当しています。

具体的には、社員の給与計算や社会保険手続き、各種助成金の申請業務のほか、時代や法改正の動きに合わせた就業規則・社内規程の改定作業などを担っています。

当社の人事部は少数ということもあり、実質的に労務の実務全般を一人で行っています。責任の大きさも実感しますが、全社員が安心して業務に専念できる基盤を裏側から支える役割です。

入社前のご経歴を教えてください。

都内の公立大学を卒業後、地元の社会保険事務局に入局しました。その後、全国健康保険協会(協会けんぽ)へ転籍し、本部の企画部や厚生労働省保険局への出向、地元茨城支部での管理職など、通算約19年にわたり社会保険行政を経験しました。

さらに専門性を高めるため2020年には社会保険労務士試験を受験し、合格。その後、都内の健康保険組合へ転職し、健診事業や労務管理などに従事していました。

転職のきっかけは?

協会けんぽでは全国転勤の可能性があり、将来の家族の生活を考えると転勤なく過ごせる環境を望むようになりました。

関東圏内にとどまりたいと考え、都内の健康保険組合へ転職しましたが、片道約2時間・往復4時間かかる通勤は想像以上に体力的にも精神的にも大きな負担でした。

そこで、長年培ってきた社会保険や労働法務の専門知識を活かしつつ、自分らしく成長でき、かつ地元・茨城に腰を据えて働ける事業会社へ改めて挑戦しようと決意しました。

転職活動はどのように進めましたか?

これまでの専門知識を活かせる地元事業会社の管理部門(人事・総務)を中心に探し、地域密着の転職支援に強みを持つリージョナルキャリア茨城(運営:リージョンズ株式会社)に登録しました。

コンサルタントの佐藤さんは、希望に沿った求人情報の提供はもちろんのこと、面接当日のビル内の動線やエレベーターの乗り継ぎ方に至るまで、非常に細やかに案内してくださいました。

面接に向けた準備で緊張しているなかでそうした配慮をいただき、無駄な不安を感じずに本番へ臨むことができました。

今の会社に決めたポイントは?

選考のスピード感と、面接で感じた社風や人柄の良さが大きな決め手となりました。面接を担当してくれた人事部長が非常にフランクで、形式的な質問だけでなく雑談を交えながら緊張をほぐしてくれ、素の自分を出すことができました。

また、他社に比べて選考結果の回答がとても早く、応募者を尊重してくれる姿勢が伝わってきました。

「土日祝休み」ではなくなる点については当初家族も少し懸念していましたが、地元での知名度や信頼もあり、直感的に「この会社で働きたい」と感じて入社を決めました。

体力的にもゆとりが生まれた。人事として経験を深め、係長へ昇進。

転職していかがですか?

入社して約3年が経ちますが、毎日充実した時間を過ごせています。行政機関時代に培った知識が給与計算や各種手続きで直ちに役立っているほか、前職では経験のなかった助成金申請や法令改正に伴う社内規程の見直しなど、新しい業務にも挑戦できています。

マニュアルがない状態から自分で関係官庁や専門家に確認しつつ、ゼロから業務をやり遂げられたときには仕事の手応えを感じます。

年数を重ねるごとに対応力が向上し、2026年には係長に昇進。より責任のある立場として組織の基盤強化に貢献できていると実感しています。

転職して良かったと思うことは?

プライベートと仕事のバランスが劇的に改善したことです。通勤時間が片道約2時間から車で20分程度へと大幅に短縮され、生活に大きなゆとりが生まれました。

残業も少なく18時には帰宅できるため、家族と一緒に夕食を囲み会話を楽しむ時間が日常になりました。当初は不安があった休日体系も自分には合っており、週の途中に休みがあることで体力的にも非常に楽です。

平日休みの水曜日は市役所や金融機関での手続きをスムーズに行え、土曜日は子どもとしっかり向き合う時間も取れ、自分や家族の生活リズムに合致した働き方が実現できています。

困っていることや課題はありますか?

大きな困りごとではありませんが、課題を挙げるとすれば、社員と対面でコミュニケーションをとる機会が少ない点です。私の業務はチャットやメール、電話で完結することが多いため、各店舗・各部署の社員と直接顔を合わせる機会は多くありません。

そのため、年に1回の全社集会などで顔と名前がすぐに一致しないことがあり、少しもどかしさを感じる瞬間があります。会社の規模が拡大し、新しい仲間も増えているなかで、業務の効率性を保ちつつも、意識的に社内とのつながりを深めていくことが現在のテーマです。

生活面の変化はありましたか?

休日は家族で県内各地の道の駅や直売所へドライブに出かけることが増え、「美味しいパンを買いに行こう」「旬のメロンを買いに行こう」といった身近な小旅行を楽しんでいます。

中学生と小学生の子どもたちとも一緒に過ごす時間が増え、家族の一体感がより深まりました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

長時間の通勤や仕事中心の生活に疑問を感じている方は多いかもしれません。特に災害時など、すぐ家族の元へ駆けつけられる距離にいる安心感は、地元で働く大きなメリットだと実感しています。

転職活動では「自分や家族にとって何が最も大切か」という優先順位を明確にすることが重要です。縁やタイミングも大きいため、自分が望む環境で働いている姿を具体的にイメージしながら、思い切って一歩を踏み出してみてください。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
佐藤 照昭

片道2時間の通勤から解放され、生活に大きなゆとりが生まれたようで、本当に良かったです。

不動産業界特有の「水曜+他1日休み(シフト制)」という勤務形態についても、小林さんとご家族の生活パターンにうまくマッチしていたようで、以前よりも生活の質が格段に向上しているようでした。

一誠商事での仕事においても、前職までに培ってきた専門知識や社会保険労務士の資格を活かしつつ、助成金申請や就業規則の見直しなど新しい業務にも意欲的に取り組まれ、とても頼もしく思っています。

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